「革命のファンファーレ」を読んでみた感想

キングコング西野さんの著書「革命のファンファーレ」を読んでみました。
この本はビジネス書として位置付けられていたので、仕事のほうで参考になるかなと思って買ってみたのですが、けっこうアーティストや音楽家向けの内容になっていました。

西野さんが出版した絵本「えんとつ町のプペル」をヒットさせた経緯、ノウハウがしっかり書かれています。この絵本をCDと置き換えて読んでみると音楽家にも関係のある本だと言えます。ビジネス書というだけあって、単なる自己啓発だけではなくクラウドファンディングの活用法など実践的な内容が書かれています。

この本の中でなるほどと思ったことを抜粋すると
・ただ有名なだけではクラウドファンディングで支援数は増えない。いかに信用を勝ち取るか。
・認知と人気は別。
・信用はお金に両替できるが、お金は信用に両替できない。
・ファンを作品のセカンドクリエーター(共犯者)にする。
・自分の時間を使わず他人の時間を使っていかに作品を広めるか。
・アート作品は必需品ではない、お土産を買う感覚で買ってもらう。

抜粋なので、これだけではピンと来ないかもですが、本を読めばなるほどと思うところが多いんじゃないかと思います。
特にセカンドクリエーターを作る、作品をお土産感覚で買ってもらうのあたりは、認識として大事かもと思いました。

ただ、この本を読んですぐに結果を出せるかというと、いろいろと試行錯誤がいりそうです。
また、認知と人気は別という部分。なるほどなのですが、認知がないと人気に移行するのは難しいのではとも思います。西野さんは、すでに人気漫才師としての認知があるという点を差し引いて考えないといけないと気がしました。

それでも、ヒットを生み出したいと考えるアーティストにはには、ヒントになることがいっぱい書かれているのではないでしょうか。

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